July.31.2015 今日の訓読のみ言
Ⅰ 蕩減が行く道
文鮮明先生み言選集 No18一九六七年六月四日 蕩減復帰のみ旨
皆さんは「蕩減復帰」という言葉を学びました。蕩減復帰ということは、小さな条件を通して大きなことを蕩減することです。例をあげれば、百人を許してあげるために、一人が代身にしてサタンに打たれる場にあっても不平不満をいわず、ただ神を思慕して心には天国を抱いてその場に当たる人がいるなら、その善なる一人の人間が打たれる代価として百人の罪が蕩減されるのです。
蕩減の場に立つ人間は、周囲が追い詰めるなかにあっても天国を慕い、神を思慕して、死ぬも天、生きる天、生まれたのも天のため、生きるのも天のためという心を持たねばなりません。天から出発して天の過程を経て、天が終着点になるのです。こんな場を担って越えて行くことによって、百人の罪が許されるのです。即ち、人間百人の代表として一人を立て、彼が百人の代身に打たれて百人が打たれるこを許され、悪なる場から善の場へ帰ってゆくのが蕩減復帰だというのです。何の話か、分かりますか?
それでは蕩減復帰歴史というものを、何によって知ることができるでしょうか? 神の摂理を見ても知ることができるのです。人類歴史は蕩減復帰歴史だったのです。ですから先生もここにいる真の人、四、五人のみを中心にしていけばいいのです。この言葉に異議がありますか?
先生は今までこんな生活をしてきたのです。もしも先生が日本に行ったなら、地方では夜通し待って電話なり何なりして「自分がこの恩賜を千回万回お返ししますから、ただ手紙の一本でも下さい」と頼むのです。これは先生が願わないことですが、地方からこんな連絡が来るのです。これは本部でも知らない事実です。
今度の期間はどんな期間か? 蕩減復帰の期間です。また今回の期間は伝道の期間でもあるのです。伝道の期間として出発する目的がどこにあるかといえば、先生が世界四〇か国を中心に、その三倍の一二〇以上の聖地を選んで決めておいたからです。これは地と因縁を結ぶべき関係にあるのです。先生は蕩減復帰のために三年間たくさんのことを考え、いろんな事をしてきたのです。
人類歴史には、良い事と悪い事が反復しているのです。良い世界が成ってもこれが永続しないで、ある期間が過ぎると悪い時節があるのです。そして蕩減するときにおいても、必ず当てはまるのです。
人間はある重要な事や、重大な問題が生じるなら、これをまえに誠精を尽くすのです。また自分がある目的を定めておいて、これを成すためにも誠精を尽くすのです。百日祈祷やら何かの祈祷だといって、誠精を尽くすのです。特に宗教を信じる信仰者たちは熱心に誠精を尽くすのです。それではなぜ誠精を尽くすのか? それは蕩減するためです。
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