『文鮮明先生マルスム選集』 (293―105・106、1998・5・24)
皆さんになぜ「訓読会をしなさい」と言うのでしょうか。このみ言を伝えながら、「死」を考えていたのです。「私が死ぬ前にみ言を残さなければならない。み旨を成し遂げることができなければ、み言だけでも残してから死ななければならない」と考えながら、深刻な立場でみ言を語ったのです。その時、霊界ではどれほど深刻に見つめていたでしょうか。ですから、皆さんが訓読会をすれば、皆さんに代わってその霊界が、先生がみ旨を成し遂げていくように、協助できる再創造の恩賜圏内に追い込む、ということを知らなければなりません。
これは、人類を救い、神様の摂理を完成するためです。この時の訓読会を通して、霊界が皆さんに連結されるのです。お父様を協助していた霊界が、皆さんにも連結されて協助するというのです。(293―105・106、1998・5・24)
3回以上み言を読んで準備し、それから訓読する人は、霊界が協助して感動を受けるようになります。霊界の心情圏と相対圏ができるので、神様が降臨してすべてのものを主管されるようになるのです。蘇生・長成・完成、旧約・新約・成約時代を越えれば霊界が協助します。
完全な主体は完全な対象を造成し、何千万人がいても相対圏が設定され、神様が臨在されるという恩恵を受けるようになるのです。それは、不思議な力です。(296―237、1998・11・10)
世の中のほかの言葉では、霊界が動員されないのです。このような先生のみ言は、すべて最前線で語ったみ言です。サタンと闘って決闘するとき、条件に引っ掛けようとするサタンを分立させてきた実戦史なのです。ですから、その実戦史を経て実戦史の伝統を受け継ぐことができるので、霊界に行ったすべての人たちは深刻になるのです。興奮して地上に来ようとします。
先生の訓読会のみ言を聞けば、何か普通の言葉と違うのです。困難な迫害をはねのけたそのみ言なので、霊界がそのような基準を中心として、地上を早く蕩減しようとするのです。(291―323、1998・3・19)
先生のみ言は、50年の歴史を経てきながら、霊界との一体的動静を連結させてきたので、み言が現れれば、過去の時代に霊界全体が協助し、その時に先生と切実に祈祷した心情圏が、そのみ言と共に世界を覆うのです。
そこで訓読する人が涙を流せば、すべての人が涙を流し、感動を受ければ、すべての人が感動を受けます。どのような大衆が集まったとしても、そのようなことが起きるのです。なぜでしょうか。霊界が直接、再臨するからです。そのみ言を語った時に感動を受けていた霊人たちが、地上に来て協助するのです。
ですから、皆さんの力で教育しても、天国に入っていく人は一人もいません。真の父母のみ言に従ってこそ、天国に直行できるのであって、いくら博士になって教えてあげても、その言葉には霊界が協助できないというのです。(296―221、1998・11・10)
各文章の末尾にある( )内の数字は、基本的に原典 『文鮮明先生マルスム選集』の巻数とそのページをあらわします。