Nov.8.2015 今日の訓読のみ言
地球の三分の二が海です。言い換えれば・・・・
自叙伝302
海を掌握する国が世界の主役になるということは、歴史が証明しています。
海洋時代を生きていく力を備えることです。太平洋は海です。海を治める力がなければ、太平洋文明圏の主役になることはできません。いくら天運が到来したとしても、自分がまるで準備ができていなければ、チャンスをつかむことはできないのです。海洋時代の主役になる準備をしなければなりません。
海には魚だけがいるのではありません。海のもっと大きな宝は、エネルギー源に他なりません。石油の埋蔵量が減少するとともに、エネルギー源をめぐる危機感が日に日に高まっています。石油が底をつけば、人間の文明世界はそのまま暗黒になってしまいます。トウモロコシを利用した代替エネルギーを開発すると言いますが、それは、人類が食べて生きていく食糧も不足している状況では、決して可能なことではありません。本当の代替エネルギーは海にあります。海の中に埋められた水素エネルギーに人類の未来があります。
地球の三分の二が海です。言い換えれば、人類を食べさせていく資源の三分の二が海に埋まっているということです。ですから、海をきちんと治めることができなければ、未来を開いていくことができません。すでに先進国は、海底から石油と天然ガスを掘り出し、深層水を吸い上げて高い値段で売っています。海の中から資源を探し出すことは、今始まったばかりです。しかし、全人類が海を拠り所として生きていく日が、遠からず訪れてくるでしょう。
海洋時代はひとりでに開かれるのではありません。何よりも自分が先に海に出ていかなければなりません。船に乗って海に出ていき、波と闘わなければなりません。そのような勇気がなければ、決して海洋時代に備えることはできません。海を占領する国が、世界をリードすることができるのです。海を占領した国の文化と言語が世界の言語と文化となる世の中がすぐにやってきます。したがって、海を創造主の御旨に合うように管理し、海の資源を正しく運用しなければなりません。
海は世界を結束させる求心点となるでしょう。海を治める人になろうとすれば、そこで自由に生きていくことのできる訓練をしなければなりません。
食糧問題は、今後人類に非常に深刻な危機をもたらすでしょう。なぜならば、限りある陸地で生産されるものだけでは地球上の人類をすべて食べさせることはできないからです。ですから、海にその解決策を見いださなければなりません。海は未来の食糧問題を解決できる鍵です。海は神様が下さった福の塊です。私が数十年前から絶えず海を開拓してきた理由もここにあります。食糧問題を解決しなければ、理想的な平和世界を建設することはできません。