生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
復帰の最終目的はアダム家庭を復帰すること
祝福家庭と理想天国I-484
復帰の目標は、アダム家庭復帰にあります。神様は、アダムとエバが堕落するとすぐに救援摂理を始められました。しかし、カインがアベルを殺害し、アダム家庭を中心とした救援摂理は、ノア家庭に移されました。神様は、ノア家庭を中心として、世界のすべての人々を洪水審判で滅亡させ、サタンの侵犯条件を越えた家庭を立て、地上摂理の基盤を構築しようとされました。それが、再びアブラハム、イサク、ヤコブを経て、モーセの時代に移り、イエス様につながれ、私たちの時代まで来たのです。ですから、復帰摂理の最終目的は、失ったアダム家庭を捜し立てることです。
今まで、神様は何を捜してこられたのでしょうか。主体を捜してこられたのではありません。理想的な対象を捜してこられたのです。神様を模範として、造られた世界の内外の内容を備えているものを捜してこられたのです。このような結果的な一つの基点は何でしょうか。家庭です。家庭よりも宇宙を代表できるものはないのです。
歴史全体が何で帰結されるのかといえば、物質と子女と父母、さらに家庭を基準として帰結されるのです。これが宇宙の根本です。父母がいなくては子女が生まれることができません。父母から生まれた子女が父母を中心として万物を主管しなければなりません。これがすべて一遍に作用されるのです。
結局、神様が六千年の間復帰摂理をされたのは、何を捜し出すためだったのでしょうか。一つの国を捜し出す前に、あるいは民族と教会を捜し出す前に、何を捜し出さなければならないのでしょうか。家庭です。つまり、ご自分の相対を捜し出し、家庭を捜し出すことでした。一つの国が形成されるためには、家庭がなくてはならないのです。ゆえに、全体の根本が何かといえば家庭です。
人類の祖先であるアダムの家庭が破壊されたので、これを復帰しなければなりません。イエス様は堕落しなかったアダムとして来られなければなりません。ですから、イエス様は第二のアダムとして来られた方です。人類の最初の祖先であるアダムは堕落した祖先となったので、神様は本然のみ旨を立てるために、堕落していない真の祖先としてイエス様を送られたのです。そういう真の祖先を中心に、アダム家庭を捜し出さなければなりません。聖書を見れば、人類始祖が堕落したとなっています。
では、その始祖が堕落する時、一人だけで堕落しましたか、二人が堕落しましたか。(二人とも堕落しました)。それが問題です。堕落したとしても、一人だけで堕落したというなら問題は簡単です。一人だけで堕落したとすれば、神様は創造の神様でいらっしゃるので、もう一度造ることができるのです。
なぜ家庭から出発するのですか。すべての事件が家庭から広がったからです。つまり、アダムとエバの家庭から始まったのです。神様を失ったのも、天使世界を追放したのも、万物世界を失い、人間の価値を失い、人間の愛を失ったのも、すべてアダム家庭で男性と女性が過って出会ったからです。
今日まで宗教団体、特にキリスト教が目標とし、信仰してきた個人の救いは、完成ではなく、第一段階の始まりにすぎない原初的な救いなのです。救いの目標は、家庭の救いを単位とするのですが、その家庭の救いの基盤というのは、世界を指導でき、世界の救いまで責任を負える家庭のことをいうのです。そのような心情圏が確立された家庭を築くことが、信仰生活の最高の理想にならなければなりません。(祝福家庭と理想天国I-四八四)
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