今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

愛してこそ、愛国も可能なのです。「世界と南北の統一は、真の愛で」(5月5日)

          

   文鮮明先生御聖誕80周年祝賀:世界と南北の統一前進大会講演文
          

  政治をする指導者たちが、国をどれほど愛しているのでしょうか? 彼らに、国民と共に、真心から"共に生きようという心"がないときには、そのような政治家は流れ去ってしまうのです。どんなに優れていても、水の泡のように流れて去ってしまうのです。引き裂かれた南と北が、そのまま一つとなることはできません。愛国の同志たちが闘争するその過程では、夜寝ることもせず、時間を超越して、困難な環境を克服することができる心の決意と実践が必要なのです

「本当に、共に生きたい。死んでも共に死に、生きても共に生きたい」という、そのような心を互いが持つようになるときに、南北統一運動が始まるのです。
 

南北統一を成し遂げれば、民主世界と共産世界の統一も、ここから自ずと起こるのです。ですから、韓国問題を心配する場合は、世界を代表した立場に立って、60人類を代表し、30億のアジア人を代表し、民族の将来、世界の将来を見通さなくてはなりません。そして、「私は、あなた方と共に、本当に共に生きる運動を展開する」という誓いをしなければなりません。それが聖人の道理に通じれば、聖人に似るのであり、聖子の忠節をもって、神様のために実践すれば、「神様の相続者」「み旨の後継者」となるとなります。私は、生涯を通してこのことを確認したので、今日、皆様にこのようなみ言をお話しているのであります。

 神様の真の愛を中心として互いに縁を結べば、必ず、主管権と所有権、相続権を持つことができる特権が付与されます。力学では、入力よりは出力が小さいですが、真の愛の世界では、入力よりも出力がもっと大きいのです。

真の愛とは何でしょうか?「ため」に生きる愛であり、与えてそのまま忘れてしまうものです。ことさら与えたことを記憶もしないのです。また、どんなに降り注いであげても、疲れるということを知りません。90歳を越えた父母が、70歳になった息子に、「息子よ! 車に気をつけるんだぞ」と言っても、不自然でなく、何十年間、その言葉を数限りなく繰り返したとしても、嫌気がさしたり、疲れるということがありません。

堕落した世界の父母がこのようであるのに、いわんや、本質世界で、父母なる神様の愛を授け受けするとき、疲れるはずがあるでしょうか? 人生で、真なる神様の対象圏を確定し、真の愛の栄光が不変であるということを、初めて知るようになるとき、永生の論理を妥当化させることができるのです。

私が、去る1984年に何の罪もなく米国の監獄に入り、獄中のベッドに一人で横たわっているとき、神様が訪ねてこられて、「信じる人はお前しかいないので、ニカラグアの事態を解決しなさい。」と命令されました。神様が訪ねてこられる人間が、どうして私しかいないのでしょうか? 先進国を代表するという米国には、2億4000万という国民と、数限りなく多くの聖職者がいるのですが、彼らを訪ねて行くことができず、私を訪ねてこられた神様が、どれほど哀れであられるか、察することができるはずです。しかしながら、神様は、強い引力のある愛を訪ねようとされるので、昼夜、世界のために心配っしている私を訪ねて来られたのです。その時、私がワシントン・タイムズを前面に立てて助ける仕事を展開しなかったならば、南米は思想的に既に廃墟になっていたことでしょう!

我が民族の念願である南北統一は、この時代の神様の願いでもあります。北韓と南韓を統一させ、神様が安息することができる基盤を、皆様の家庭と、私たちの教会と国に築くことを天は願っているというのです。

それでは、神様に何をもって侍るのでしょうか?何をもって、すべてきれいに洗い流さなければならないでしょうか? 何をもって洗い流してこそ、神様がきれいだとおっしゃるのかというのです。他でもなく、自分の父と母を愛する以上、夫、妻を愛する以上、子供を愛する以上の真の愛を中心として、その環境を築き、祭物的な祭壇を築こうという、その立場から、初めて、理想的な南北統一が出てくるのです。理想的東西文化の統合が起こるのです。分離した地上世界と天上世界の理想的統一が起こるのです。地獄と天国の解放圏が開かれるのです。それで、真の愛の鍵が必要なのです。

私の心と体の愛による統一は、家庭的な愛の統一と、常に互いに通じることができるのです。家庭が和合した愛の夫婦は、家族だけでなく、その氏族と国家と世界にも通じることができます。

愛し合う夫婦が一つになれば、誰がそしり、踏みにじることができるでしょうか。和合した家庭、和合した民族、和合した政府、和合した世界、和合した天と地、和合した真なる人間愛と、神様が一体となった、そのような世界が、真の愛のユートピアではないでしょうか?

すべての植物が、太陽の光を生命の要素として吸収するのと同じように、人間には、愛が生命の要素となるのです。私たちの願いは、永遠に真の愛と共に、慕いながら生きることのできる地上天国や、天上天国が建設されることです。しかし、この世の中には、すべてのものの主人として、登場することができる、驚くべき人生の価値とその特権的な権限をもった真の愛の主体者、あるいは対象者が、果たしてどれくらい存在するでしょうか? 今日、この場に参席された皆様は、どうかこのことを忘れないで、心と体が一つとなるように努力し、夫婦が互いに、より高くために生き、愛し合い、さらには、、家庭や民族、国家や世界を愛することができる、真なる人と家庭となるよう、お願いします。

もし、そのようになれば、南北統一は、既に成就したも同然です。どんなに強い主体思想であっても、神様の愛の中では、力なく収拾され、消滅してしまうことでしょう!真の愛で愛する心を持つようになれば、南北統一は絶対問題ではありません。それだけでなく、東西問題や、世界的南北の貧富の格差問題も、この神様の真の愛をもって完全に解決することができます。

このような神様の理想を中心として、世界の理想を消化し、そこから国家理想を消化し、国家理想から民族、家庭、個人にまで連結することができる、理想世界の平和的無限境が成し遂げられることによって、この地上には、真の愛の平和世界が建設されることは間違いありません。



開質問状&反論まとめ

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