今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

我らの犠牲の道(3月18日)

Mar.18.2018今日の訓読のみ言

我らの犠牲の道

御旨と世界 P.197

 再創造の復帰の道をたどっていく我々人間としては、その道をたどっていかなくてはならない。自分においては再創造することができない。神によって、再び理想の自分に向かって投入する道を経過しなければならない。ここに神が、再び力を投入したという立場に立たなければならないのだから、そこに犠牲という道が生まれてくる。相対者を造るということは、結局、犠牲の道の始まりである。 それが原理の本源の基準になっているから、理想世界、あるいは完成の人間を求めていく宗教においては、苦労の道を行かなければならない。

 自分を中心として、現実のそのものを犠牲にしていかなければならない。  その犠牲の度合いによって、神の本性がもとがえされる。いわゆる再創造の道を、自分なりに開拓していかなければならないのが堕落の結果我々の立場であるだから宗教においては苦労、苦行の道をたどって行かなくてはならない。それが根本になっている。 

 発展の段階を見た場合、神はそもそも、実体界を造る前に天使界を造った。その天使界は、実体者としての理想を授けるところではない。それは目的に向かって過程を通過する期間と同じである。それが、神を中心として、天使と一つになって、実体の相対圏を造り出したのが、それが万物世界である。そして、天使と神が一つになって人間を造った。 

 

 霊的基準において相対圏を求めて造ったのが天使界で、実体者である人間が、神に向かって何かの感覚を授け、価値の刺激を与える立場ではない。その道がないから、中間的天使界を通して、人間を創造する過程において、刺激されたいとして、天使を相対の立場に立たせて、あるいは讃美の立場に立たせ、あるいは相談する立場に立たせて人間を造った。 

 天使は、人間が造られていく段階ごとに、相対的な感謝とか、刺激を神に与えることによって、人間を造る過程の喜びを得ることができる。自分なり消耗の立場に立っておりながら、天使長の神に対する讃美、あるいは慰めの刺激、喜びの条件をもってして、神に刺激させ、人間を造る過程において喜びを得るようになっていた。

 そういうふうにして、天使と共に人間を造った。そうすれば、人間というものは、天使的価値、目的を完成させるような立場に立たなければならない。あるいは、神の目的をかなえるような、二重の価値の基準に立ったのが人間である

 だから、神は人間を目的としている。天使長は人間に対して希望をもって援助してやる。 こう見れば、アダムという存在は、天使長の理想の完成者にならなければならない。そしてアダムというものは、神の理想の完成者にならなければならない。 

 それでは、なぜ、エバを造ったのか。神と天使長、あるいは神とアダム、こう見れば、一対一の立場において縦的関係である。上下関係である。それは一点にとどまる。天使長が中心点に立った所は、神も立たなければならない。 

 なぜ、相対圏を必要とするかといえば、共に横的基準を広める、中心を中心として相対圏を求める、相対圏は面積が必要である。ここにおいて横的な基準がつくられる。縦的な関係を横的に適用しよう。それが創造の目的である。もしも、神と天使長、神とアダムという立場から見た場合には、すべて完成した場合に、中心点は一つにとどまる。その縦的一点を横的に広めるためにエバを造った。だから縦的な愛が横的な愛に展開される。

 アダムという存在は、天使長の目的完成の位置に立つものである。神の理想の中心者として立つものである。だから、天使長の目的と神の目的を共に完成した位置に立つものがアダムである。そのアダムという立場を、縦的な神の愛を刺激的な二重相対者として、横的に立たせたものがエバである。それが再び一つになった場合には、縦的な愛の力が横的につながることができる。だから、そういう立場を堕落のために成し得なかったのだから、この立場を再び復帰してくるのが、今までの歴史の摂理である。

 まず、天使界を神が創造したと同じように、アダムは天使的な使命を完成させなければならない。その次に、アダムの目的完成がある。アダムというものは、神の相対者の立場に立つべきで、神の理想の完成者として立ったならば、そこにおいて、縦的の愛の理想が横的に展開される、それが創造の相対世界である。神を中心とした天国である。 

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