生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
真の御父母様の御家庭の涙の生活
(1985・1・1、ニューヨーク、世界宣教本部、ダンベリーの正月連休時
お父様ご自身が語られたダンベリー刑務所での証し)
(1985年渡米修練会神山先生の証)
今回、先生が有り難く思ったのはお母様です。ダンベリーを中心として、お母様は次元の深い心情的な谷間を何度も経験したことだろうと思います。右も左も分からない時期に先生と出会い、その時から先生と共に上がってくる人生でした。そのようにして生きてきたので、だんだんと基準が上がってきているのです。
以前は、心情の深い谷間を体験することはできなかったことでしょう。ダンベリーを間において離れ離れになってみると、先生の貴い価値を知るようになったのです。「夫に対する女性の孤独な事情がどのようなものだ」ということを知ることができたのです。
先生の行く道に受難の道があったとしても行かなければなりません。それゆえに、家族をすべてアメリカに引っ張ってきて、子供たちは韓国語も知らない子供になりました。見てください。物心もつかない子供たちをアメリカに連れてきたのです。自分の父親なのでついてきたところ、その父親がアメリカ政府から追われてダンベリーの監獄生活をすれば、この世から見て、その父親ゆえに自らの体面が立つでしょうか。それゆえ、お母様が私のゆえに苦労したのです。
監獄を信じることができますか。今、全世界の共産党が先生をねらっている時局なのです。それは、素っ裸になって野原に横たわっているようなものです。お母様は、涙を流しながら毎日のようにダンベリーを往復しました。お母様がみ旨を知らなければ、夫だろうと何だろうと投げ出して、いくらでも逃げていくことができるのです。イースト・ガーデンで生活しながら涙を流さなかったと思いますか。聖日の日、朝五時に敬礼式をして祈祷する時は涙を流したはずです。子供たちもみな涙を流したはずです。何ゆえにそのような涙を流すのかというのです。
先生にはお金もあります。権威もあるし、知識もあります。人々の指導もできます。それなのに、なぜ私がアメリカに来たのでしょうか。なぜレバレンド・ムーンは、闘いを好む人になったのかというのです。なぜですか。それはただ、神様のみ旨だからです。私は、神様のみ旨を注視する眼鏡をもっているのです。
今、アメリカの状況はどうですか。神様はアメリカの状況を喜んでいらっしゃいません。神様だけがその困難を克服することができます。私はそれをよく知っています。レバレンド・ムーンのみが知っているのです。なぜそのように多くの迫害を受けながらここに立っているのでしょうか。皆さんは、そのことを必ず記憶しておかなければなりません。
神山威の同苦
ここにいる神山は、「原理」の本をすべて覚えたのです。私が驚いたのは、監獄に入っていた時、私が「何ページの上の部分を読んでください」と言って彼が読むと、そのあとからはすらすら暗唱するのです。『原理講論』556ページすべてを暗記しているのです。それで、神山に「何度読みましたか」と聞くと「大体400回くらい読みました」と答えるのです。40回でも読んだことがある人は手を挙げてみなさい。ですから、どこかに行って大きなことを言うなというのです。私が神山を用いるのもそのためです。
ですから、監獄に入っている時、伝道しようとして訪ねてきた既成教会の有名な牧師たちが神山に参ってしまったのです。私が「行って、そいつをやっつけてしまいなさい!」と言うと、「はい! 分かりました」と答え、行って30分、40分、1時間もすれば、彼らの口を開けないようにしてしまうのです。そうすると、その牧師たちは「監獄にいる囚人に負けた」と思い、恥ずかしいので腹いせをするのです。そうすると、「お前! この罰当たりめ! 恥ずかしいとも思わずに何をつべこべ言っているのだ」と言うのです。
556ページならば、228枚ですから、1年間ならば一日に一枚にもなりません。昔、儒教の学者たちも4書5経を逆さからも記憶してすべてを知り尽くしたというではありませんか。皆さんもみ言を話すことができなければいけません。
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