真の愛 75頁
皆さんは真の父母と関係のない場で、天の前から追い出された偽りの父母の血筋を受けて生まれたので、真の父母の血筋に生まれ変わるためには、偽りの血筋を踏みつぶし、完全に抜き取ってしまわなければなりません。そうして血統を根本的に替えずしては天の国に行くことができません。
堕落した人間が要求する救世主とは、どのような救世主でしょうか。堕落した父母の立場からではなく、堕落していないアダムとエバのような立場で神様のみ旨と一致し、神様の愛を受け、神様の祝福を受け得る真の父母の立場で、人類を生んでくれる救世主でなければなりません。そうでなければ、人間が原罪と関係のない立場に上がることができないのです。
血統を転換するのはメシヤがするでしょうが、転換するように行動するのは自分自身でなければならないと言いました。このような基準が成されない限り、私たちは救いの道に至れません。それは決してたやすく成されず、生きるか死ぬかの境地を通過しなければなりません。40日断食祈祷だとか、血を吐く死の境地に行ってこそ血統転換が可能です。
真の父母が必要なのは、何のためでしょうか。心情圏を中心としてその根を下ろさなければならないからです。今は根が違います。堕落によって幹と枝が全部違います。ここで新しく根が真の父母から始まって、何が出てきたのでしょうか。ここで幹と枝が出てきて接ぎ木するのです。切り取って接ぎ木するのです。接ぎ木してそれが宇宙の大きい主流になるのです。サタン世界のすべてのものを切ってしまわなければなりません。根っこまで切らなければならないというのです。幹と枝が全部違います。
今日、万民が願うものとは何でしょうか。世界国家を迎える前に真の父母を迎えようとするのです。また未来の後孫たちは誰から出発したがるのでしょうか。皆さんの息子、娘は皆さんの血筋を通じて生まれたいのではありません。真の父母の血筋を通じて生まれたいのです。ですから真の父母は、新しい未来の出発点になるのです。
真の父母は何をしなければならないでしょうか。サタン世界の根となる間違った血統を正さなければならず、間違った生命をもとがえさなければならず、間違った愛の道を正しく開かなければなりません。聖書に「死なんとする者は生き、生きんとする者は死なん」とありますが、そのような逆説的な論理がなぜ出てこなければならないのでしょうか。サタン世界は死ななければならないからです。
エデンの園で結婚を誤ったことが堕落なので、今や真の父母が正しく結婚させてあげることをもって、もう一度ひっくり返すのです。偽りの父母が犯してしまったことを真の父母が清算することで、地獄を撤廃し、数百、数千億の霊界の先祖たちまでも祝福結婚させてあげるようなことが起こるのです。
真の愛を中心とした地上の後孫たちの家庭基盤を通して、霊界の先祖と地上の後孫が縦的に一つになるだけでなく、このような家庭基盤を基点として東洋と西洋がお互いに連結されます。
養子はどのようにしなければならないのでしょうか。オリーブの木を切って、真のオリーブの木の芽を接ぎ木しなければなりません。オリーブの木が真のオリーブの木になる運動をしなければなりません。重生するためには真の父母の血統を引き継がなければなりません。それで人類が願うのは真の父母であり、イエス様と聖霊が願うのは小羊の婚宴です。
まず何よりも父母を心から慕わなければなりません。私の生命の動機も父母であり、私の希望の一切も父母であり、私のすべての理想と幸福の根源も父母だという基準を中心として父母に侍らなければ、救いを受けられないのです。皆さんはそのように侍ったことがありますか。皆さんはこれをはっきりと知らなければなりません。ですから「私は真の父母と永遠に一つになれる息子、娘だ」という信念を、自分の存在意識を超越できるくらいに堅くもたなければなりません。そうでなくてはなりません。
肉的な父母さえいればいいのに、霊的な父母がなぜ必要なのでしょうか。堕落したからです。今まで堕落した父母が何を教えてくれたのでしょうか。大きいものを半分以上みな取ってしまい、自分を中心として降りていくことを教えてくれました。それで、父母の愛を中心としてサタン世界に永遠にいさせるための一つの決定的な線が引かれました。これを切る道がありません。それでは真の父母とは何でしょうか。そのような基盤で、もっと大きいものをだんだん教えてあげるのです。それで天の国、永遠の国に合うように教えるのです。
永遠の国に行って拍子が合うように教えるのです。呼吸に支障のないように教えるのです。
教会の「声明文」と「第三弾」に対する反論と提案(その3)
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