今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

神の出発点を新たに立たせる(10月25日)

Oct.25.2019 今日の訓読のみ言

神の出発点を新たに立たせる


御旨と世界」  P.844 P.846  

 神が新しく出発するには、すべてを清算しなければならない。サタンがない、他のプラスがない、神は絶対的主体、ただ一人であるべきなのに、相対的な立場に立った悪のプラスがある。それを除去してしまったその基準にいかなければ、神の出発点を新たに立たせることはできない

 

 だから、人間自体の否定は問題ないんだね。人間自体の否定は問題ないけれど、人間を主管するサタン自体の否定が問題である。だから、人間否定、人間自体を完全に否定したのちに、その次にはサタン自体が完全に否定されたその基準を立たせなければ、結局、主体者がまだ二つ残っている結果になるんだね。そうだろう。人間は否定してもサタンは残っている。

 

 そうすると、神の前、宇宙の前に偽りの愛を中心とした別の主体者が残っていることになるんだから、この主体者が、二つの基準が残っていたとするならば、完成される出発点はできない。だから人間否定はもちろん、その次は堕落の神、悪魔が残っている。サタンが残っている。サタン否定をいかにするか。これが神の立場からしても、人間の立場からしても、新しく出発点を地上に立たせるには絶対必要な要件である。分かりました?

 

 何否定?人間否定とそれから悪魔の否定。偽りの神の否定をなさなければならない。そういう否定圏に立って初めて神自体が主体の独自圏に立つことができる。主体は一つである。みんな否定されて、なくなった条件圏に立ったから、その条件圏上に初めて神が主体として、愛をもった主体として立つその足場が生じてくる。分かりました?

 それで、これをいかに立たせるか、それが問題だね。その基準はみんな堕落圏の二大主体、二重の主体が立っているその世界に立っているから、これは個人的にそういう立場、それから家庭的にそういう立場が残っているんだね。それから氏族的に、民族的に、国家的に、世界的に、天宙的に残っているというような理論的な結論だね。分かりました?
  
 蕩減復帰というのは何か。絶対唯一の主体を願う者は絶対否定を通過しなければならない。絶対主体を願う、唯一の主体を願う者は、この環境に広がっているすべてのものに対して、絶対否定という条件を満たさなければならない。それ分かりました?
 

 絶対否定。そうすると、蕩減復帰はいかなる場所で決めるか。絶対肯定の条件が少しでも残ったらいけない。絶対否定条件の立場で、絶対否定の条件によって蕩減条件が立てられる。そういうような基準が個人的、家庭的、氏族的という八段階で満たされれば、人類歴史の理想郷につながる。その段階ごとに、必ずそういう過程を通過しなければ、神と通ずる理想郷を結ぶことはできない。
  

 神様に対し、プラスの自分の主体性を主張すればこれは反発する。すぐサタンのものになるんだね。反発する主体がサタンだから、自分が反発するような逆の主張をもつというのは反対する主体圏に立った結果になるから、サタンのものになる。だから、神の理想圏につながらせることは絶対できない。ここにおいて、宗教世界には絶対服従ということが出てくる。分かりました?なぜ絶対服従を要求するかというんだね。自分を考え、自分の何かを考えて持ち出すというと、第二の主体性が生じてきたような立場に立つ。第二の主体性はサタンであり、それはサタン圏に属するから、サタンのものになってしまう。だから、これによって完全否定圏を主張する。その基盤において、自分の何かがあった場合には、それはサタンの条件物になる。こういうような闘いを堕落した人間世界を中心として、神とサタンは分け合い、清算し合うそのことをせざるを得ない。

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