生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
神の心情を知る私たち
再会の心 1977年9月11日 ベルベディア
偉大な仕事を成就するために、私たちは巨大な愛の力を探らねばなりません。ただ最高の愛の力によってのみ、そのような力を発揮するのです。社会の動きや環境によって翻弄されるような愛ではありません。最高の愛こそが、国境を越え、人類の境を越え、文化の境を越え、知識の境を越えるのです。
人類歴史を通じて展開してきた人類愛は、こうした壁を乗り越えるには限界があります。私たちの統一教会は、一なる神の愛と神の心情を中心に存在しております。統一教会は、人類歴史上初めて神の心情を語る、最初のグループになるのです。神の心情は一度感ずると、朝の太陽のように広がり、誰もとどめることはできません。さらにその輝く朝の光が、全世界をあまねく照らし出すのです。人間には一つの中心的ポイント、心があります。それは全人類を代表して神の愛を人間の基準につなげる点です。それは一つの点にとどまることはありません。遍在的であって、全地にあまねく広がり内外に出入りし授受作用するのです。神の心情、仮にあなたがそれを中心に回転する時、あなたの意図は、神の心情と出会うことでなければなりません。
そしてその中心点と出会ったら、あまりに美しく圧倒される経験のゆえに、再び外に出ていくのです。神の心情に出会って、外に向かってはじき出される時、家族や、社会や、国家や、世界を抱き抱えたいほどの興奮を味わうのです。このようにして私たちは、あらゆる国内を通過しながら、地上天国実現へと向かうのです。
これが、喜びの再会、心情の再会に関する中心的真理です。東洋と西洋が、共に出合い、喜んでいる。二つのものを一つにつなげる中軸、核心が神の心情なのです。私たちは、言葉でもって十分に神の心情を表現することができません。しかしそれは、私たちの心を温め力づけてくれます。あなた方が、心の空虚さを感ずることは間違いです。あなた方の心の中に、その中軸に神の心情の動きがないならば、たとえ統一教会員であっても、内面に空洞を感ずるのです。神の心情がすべてです。神の心情が心の中に入り住みつくようになれば、一人でいても決して寂しくはありません。すべてが充実してくるのです。完全に満たされた人は、完全に幸福なのです。
幼い子供が外から帰った時、兄や姉が楽しく談笑していても、もし母親がいなかったらその子供は、「誰もおうちにいないの」と言います。実際は、楽しく優しい兄と姉がいてもです。それは、母親がいなかったからです。すなわち母親が愛の主体者だからです。愛の中心、中心軸がそこにあるので、皆は満たされ無心に振る舞うことができるのです。
今あなた方は、主体の位置に立ち、その真の愛を広めなければなりません。この愛を十分に捧げ尽くした時、理想の倍化と実現化があるのです。愛は、距離を超越します。そして愛のスピードに対して光の速さは、比べものになりません。真の愛は最も速く、最も明るく、最も満ち足りているのです。真の愛は最高の甘さです。全宇宙の中で、真の愛を越えるものは何もありません。例えば、退屈で味気のない人生を送っている女性が、この愛の可能性を知った時、突然彼女は、体全体が輝くばかりに変わるのです。このような奇跡は、ただ真の愛の力によってのみ可能なのです。脅迫や銃口ではできません。
恩恵に満ちた聖和100日メモリアル無事に終了
東京の澄みきった空のもと、100名を超える食口達が神山先生を追慕する場に集まってくださいました。笑いと涙に溢れた恩恵深い式典を無事に終えましたことを、ご報告させていただきます。
神山先生の生涯を、大先輩方、裕子夫人、弟の秀さんがそれぞれの立場で証しをされ、改めて神山先生がどの様にみ言と向き合い、実践され、神様と真のご家庭、祝福家庭、兄弟姉妹を愛してこられたのかを知る貴重な時間となりました。
詳細は映像などを通して今後順次配信していく予定ですのでお待ちください。
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