今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

神様が宗教を立てた目的(1月20日)

Jan.20.2018 今日の訓読のみ言

神様が宗教を立てた目的

「宇宙主管を願う前に自己主管完成せよ」

1997325日 初版 発行

 今までは、堕落した人間の心と体が戦ってきましたが、その比率が互いに似たり寄ったりでした。その比率が108程度でした。体に対している環境は、世界全体と接していますが、心が対すべき道は一つの道しかありません。堕落した世界に対する人間の体は、時事刻々と環境に占領されてしまいましたが、心は一つの道に従ってきたのです。それゆえ、現実世界は現れる結果を取り締まってきたのです。悪いことをしようとするとき、心に恐怖が来るようになります。そうしてそのことを行うようになると、今まで積んできたものが崩れます。これを見るとき、心は肉身の行動をいちばん最初から、序盤(じょばん)から干渉しますが、中盤に至っては肉身に支配されるのです。それゆえ、外的な比率で見ると108程度ですが、環境のために心がいつも押されてくるのです。

 

 では、神様は宗教を立てて何をなさろうとされるのか? 外的な環境に備える恩賜を下さろうとするのです。与えるには、ただ与えるのではありません。精誠を込めてこそ下さるのです。その国の国運を左右する君主が、精誠を込める以上の精誠を込めなさいというのです。命をかけて精誠を込めなければならないのです。

 

 精誠を込めるようになるとどのようになるか? 神様の恵みが来るのです。祈祷生活をしてみた人は分かるでしょう。祈祷生活をするようになると、大きく偉大な力が来るのです。それで祈祷する人の目は、その力により肉界だけでなく霊界までも透視するのです。

 

 神様は超自然的実体の理念圏を人間に因縁づけてくださるために、宗教的な基盤を中心として摂理してこられました。人間の本質的な感情を刺激させて、そのような圏内に行くようにする欲求を起こさせるのです。そうして、人間を超現実的な善につなげようとされるのです。そのようなことをしてきたのが宗教です。

 

 それゆえ、信仰者たちは、殉教が起こり、首が切られると言ってもいいと言って信仰の道を行くのです。現実的な感情を超越しうる、超現実的な感情を実質的に広範囲に感じるために、彼らが死線を越えながらもその道を行くのです。ですから、この道を行く人たちは、千ぐらいの力を八千ぐらいの力に増大させるべきです。そこに神様を迎え、力を増大させて体を打てというのです。

 

 戦うには力が勝敗を決定します。宗教は世の中での体の欲望と、社会要求によるすべての一切を妨げるのです。それゆえ、現実的な全体を否定して立ち上がった宗教であってこそ、純粋な宗教であり、理想的な宗教と言えます。

 

 宗教は、否定することです。それゆえ、全部捨てなければなりません。食べることも捨て、寝ることも捨て、好むものを皆捨てろというのです。情欲、食欲、睡眠欲を捨てろというのです。食べて、寝て、好むことを、皆捨てろというのです。人は本来、食べて寝なければいけません。そして好まなければなりません。ところで、そのすべてが肉身を通じて死亡の行路になっているので、これを追放しろというのです。体に爆弾を爆発させるのです。

 

 原子爆弾を爆発させるのです。木っ端みじんにして、全部占領しろというのです。体は高められるのを好み、楽な場を好みます。また、でこぼこしたものは嫌い、ふっくらとして、つるつるして、ふんわりとものを好みます。我々は、この体の好むものを好んではいけません。

 

 ですから、我々は、むくむくとしたもの、でこぼこしたもの、固いものなど、体が好むものと反対になるものを好まなければなりません。体は高められるのを好み、人のお金を奪ってよく食べたら喜びます。人がどうなっても、豊かに暮らせば喜びます。ですから、そのような根性を全部叩き壊さなければなりません。高められるのを好む体を低めよ、温柔謙遜であれ、犠牲奉仕せよというのです。(18―66

 

 人類歴史に宗教が必要なら、その宗教により何をすべきだろうか? 肉身により歴史が滅び、肉身により社会が滅び、肉身によりこの人類が滅びたためです。従って、この肉身は、怨讐の母体であり、罪悪の根本の根であるということを痛感しなければなりません。

 

 このように、体を打つのが、今まで宗教の根本であったので、イエス様は四〇日断食を通じてむごたらしく体を打たれたのです。体は高められるのを願い、前に立つことを好むのに、宗教は体に、服従しろ、従順になれ、死んで祭物になれと教えます。全部反対に教えます。なぜそうなのですか? それは、心を打つためのものではなく、肉身を打つことで世界的な血筋を持って生まれていくためです。(18―322

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