今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

神様の摂理から見た南北統一 4-5-1 情は統一と幸福の基(12月2日)

Dec.2.2022 今日の訓読のみ言
 

神様の摂理から見た南北統一
 
第四章 統一の根本理論
第五節 統一は真の愛によって

一.情は統一と幸福の基

 

 人というなれば、体があるだけで人だということができますか。人ならば心がなければなりません。涙を流す時に笑えばそれは人ですか。笑う場で泣くのが人ですか。違うのです。そのようなものは上辺だけ人であって人ではありません。人は喜怒哀楽の情緒的な面を兼ね備えて、すべての感情を体恤することができなければなりません。

 

 西洋人が見て泣く場面を東洋人は見て泣きませんか。西洋人が涙を流す場面は東洋人が見ても涙を流すのです。韓国人が見て涙を流す場面は、怨讐である日本人が見ても涙を流すのです。情的な世界は統一されています。お母さん、お父さんが子供を愛するところにおいて、韓国の父母は愛さないのに、日本の父母は愛しますか。そうですか、そうではないでしょう? 統一されているというのです。

 

 統一できる基は何でしょうか。人ではありません。また、言葉でなることでもありません。情緒的な内容でなされるのです。夫婦同士お互いが愛することも……。何によって統一されるのでしょうか。情緒的な問題を中心として一つになるのです。そうでしょう? 情緒を抜き出せば何もないというのです。夫婦から愛を抜き出せば何ですか、男と女でしょう? ここで情緒的な面をさっと抜けば何ですか。人形と何が違いますか。話す人形でしょう。そうではないですか。話す男の人形と話す女の人形です。けれども情緒的な問題を中心としては一つになれます。

 

 友達間には友情があるでしょう? 友達間から友情を抜き出せば一つになりますか、なれませんか。なれないのです。一国の国民を見れば愛国心があります。国を愛する心があるゆえに、国を愛する情があり、その情を通して国民が一つになることができるというのです。一つになることができますか、できませんか。見なさい。情は統一の基であり、幸福の基です。

 

 統一されなければ幸福はありません。お母さん、お父さんが一つになってこそ幸福でしょう? そうでしょう? 父子間も一つになってこそ幸福です。一つにならない家庭に何の幸福がありますか。情がなくて互いにいがみ合いながら、闘ったりするところに何の幸福がありますか。幸福とは何か知ることもできないというのです。情がなければ一つになれず、一つになれなければ幸福がありません。幸福になろうとするならば、どのようにならなければならないのでしょうか。まず二人が完全に一つにならなければなりません。彼が泣けば私も泣き、彼が笑えば私も笑い、彼が行けば私も行き、このように一つにならなければなりません。このように一つになろうとするならば何をしなければならないのでしょうか。情緒的なものがなければなりません。(四一―三三〇)

 

 我々は外的な統一より絶対的な内的統一をしなければなりません。幸福や平和から心情を抜いてしまえば残るものは何もありません。最大の権限をもつことができるものは心情です。心情は歴史を抜け出し絶対的な基準で出ていくのです。(一六―二七四)

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