今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

美の世界の実現1(11月1日)

Nov.1.2020 今日の訓読のみ言

美の世界の実現

万物の日のみことば  1977617
マンハッタンセンターにて
 

 神様の願いは、神様の真の愛をアダムとエバが受け、それをその子供に与え、さらにそれを万物に与えてゆくさまを見たいということですアダムとエバの願いは、神様からの愛を子供に与え、そして子供がさらに万物に対して、神様からの愛とアダムとエバからの愛を与えてゆくのを見たいということです。また、子供の願いは、神様とアダム・エバからの愛を万物に与え、万物がそれによって喜ぶのを見たいということです。

 このようなことが実現するときに、万物はこういうでしょう。「われわれはこれまで、被造物の中で最も下位(かい)に位置する、とるに足らない存在だと思ってきたけれども、実際は、われわれは、神様とアダム・エバとその子供たちのすべてから愛される存在であるから、われわれが最も多くの愛を受ける光栄な立場にいるわけだ。だからわれわれは最も聖なる存在なのだ」と、こういって宇宙の万物は喜んで美を帰すのです。こうして万物は、神様に感謝し神様の栄光を帰するために、統一教会いう宇宙の中心存在たる人間のために、人間の必要な食物や衣類やその他一切を与えるのです。

 万物はこのようにして人間の身体をつくり、人間を生かし、人間に役立つことによって人間を通して神様に喜びを帰すことを彼らの誇りと思うのです。このように世界は本来、美しい聖なる世界であるはずだったのです。統一教会を中心とした美の世界の実現、これこそ万物の願いであり、神様の願いなのです

 皆さんは神様の代身者として万物に対してこのように考え、愛をもって接していますか。この世の多くの人々は、万物に対して感謝することもなく、いつも不平不満を言っています。このようなことでは、万物は悲しむし、万物からの美を感じることはありません。皆さんが大地を歩む時も、大地を愛する心をもって歩くならば、大地からの反応を感じることができるでしょう。文学作品や詩歌が、人々の心を魅きつけるのも、それらの中において、作者が自然の万物に対して愛の心をもって接し、それらの価値を理解して描いているからです。

 神様は人間を被造物の中で最高の存在として創造されました。人間の中に森羅万象の要が含まれています。人間の身体の構造は、植物や動物の構造と似た面をもっています。人間の胃は植物の根に相当し、肺は植物の葉に相当します。また、人間は無形実体世界、すなわち霊界のすべての要素をも備えています。だから人間は、「小宇宙」であると言われるのです。人間が動けば、それは宇宙全体が動くと等しい価値をもっています。人間はそれほど貴重な存在なのです。

 だから人間は自分のためでなく、万物のために幸福にならなければならないのです。幸せに生きる秘訣は何か。それは常に感謝の心をもって、他者のために生きることです。自然を見るとき、神様の偉大なる創造の作品であることを知って讃美し、また感謝しなさい。そうすれば皆さんは地上天国に生きることができるのです。

 

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