生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
自己主管完成(個性完成)とは
文鮮明先生御言葉全集 66巻
「宇宙主管を願う前に自己主管完せよ」 1997年3月25日
自己主管完成しなさい。堕落人間において、サタンを中心として、体が主体となって引かれた自分の人生を、神様を中心として心が主体となり、体を主管していく生活を意味します。すなわち、第一祝福の完成を意味します。被造世界において、人間は第一に、被造世界の主管主であり、第二に、被造世界の媒介体であり、和動の中心体であり、第三に、天宙を総合した実体相です。
それゆえ、自己主管完成(個性完成)とは、すなわち、宇宙主管完成と直結します。
自分を主管する前に、宇宙主管はできません。自分を主管してからこそ、宇宙主管ができます。自分を主管してこそ、神様を呼ぶことができ、神様の主管圏を願うことができるのが原理観です。アダムは、自分を主管できなかったために、堕落したのです。(131―322)
先生がこの道を出発する前には「宇宙主管を願う前に自己主管完成せよ」という標語を座右の銘にしました。自己主管とは、易しいものではありません。瞬間の誤りを回復するために、百倍の努力と苦痛を我慢して耐えなければなりませんでした。(216―15)
修養をするとき、先生の標語は「宇宙主管を願う前に自己主管完成しよう」というものでした。ある骨の折れる訓練も皆受けました。自己を克服し、自己を主管してこそ、完成の位置に進むことができるのです。(204―23)
先生は皆さんに、宇宙主管を願う前に自己主管完成せよといつも言ってきました。この自己主管を完成させるのにおいて、最も大きい障害要因は、習慣化された堕落性です。堕落性を脱がずしては、自己主管を完成することができないためです。
宇宙主管を願う前に自己主管完成せよという言葉は、容易いですが、先生もそれをなすまで、どれほど身悶えしたか分かりません。 (86―20)
先生が修養しながら、いちばん難しかったのは、火のような性格を克服することでした。それで、いちばんの標語が「宇宙主管を願う前に自己主管せよ」というものでした。
宇宙主管を願う前に自己主管するということが、どれほど恐ろしいかという事実を知るべきです。ここにサタン世界の根拠地があり、しこりが残っているという事実を知るべきです。悪が皆さんの前にあるのではありません。国が悪く、世界が悪いのではありません。皆さんの心にあります。心に。心にあるというのです。(131―323)
※ 本文中、各文章の末尾にある( )内の数字は、原典『文鮮明先生み言選集』の巻数とそのページ、または、み言の日付を示しています。
例:(123-456)=第123巻の456ページ、(2001・1・1)=2001年1月1日
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