生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
7000名を糾合する役事
絶対信仰と絶対愛 1994年10月9日
韓国・中央修練院にて (抜粋のみ言)
モーセもかわいそうな人です。千辛万苦して、今からカナンの地を望み、ヨルダン川を渡るべきはずが、天がおまえはカナンの地に入れないと言われたとき、胸がつまったというのです。モーセもカナンに入らせてほしいと、どれほど神様の前に切に祈祷したことでしょうか? その悲壮な事情を通告しましたが、神様は冷静なおかたです。事情によって摂理が変わるなら、このような長い摂理は必要なく、アダム家庭で復帰し得る道がありました。それが通じません。非情な立場で、モーセは一世とともに荒野で消え去ってしまったのです。
ただ、ヨシュアとカレブ2人だけがカナンの福地に入りました。12支派の代表を偵察に送りましたが、10支派の代表が反対しました。入ることができないと痛哭する事情圏内で、ヨシュアとカレブだけが、神様が生きておられるから問題はない、と言いながら環境に影響を受けなかったので、彼らだけが入ることができたのです。これが、イスラエル12支派が分立する遠因になりました。ヤコブ家庭でレアとラケルの10兄弟と二兄弟が分裂したことも、イスラエル2支派分裂の条件になったのです。このように内外に生じたことが、天国(南朝2支派)と地獄(北朝10支派)を分ける歴史的な2大条件になったということを忘れてはならないのです。
このようにして残った2支派を中心として、イスラエル建国思想を求めていった天はどれほど苦しかったことでしょうか? これをイエス時代前に統一すべきはずだったのに、できなかったため、南北朝分立時代にエリヤを送り、統合する運動をしたのです。北朝のバアルとアシラ像と800余りの祭司長を一か所におき、エリヤが祭物をおいて水をかけ、火をつける実践テストをしたのです。
「南朝、北朝は神様が願うものではない。一つにならなければならないことはおまえたちも願い、私たちも願うので、祭司長たちが試合して、本当の神様が生きている所に糾合しよう」と約束を固くして、北朝を代表した10支派の祭司長800余名が天に対して、あらゆる精誠をいくら尽くしても、だめなのです。しかし、エリヤはただ一人で現れて、神様に祈るとき、そこに天から火が下り、祭司長と祭壇までみな焼いてしまったのです。そうすると、国民たちは「私たちの祭司長、私たちの司祭たちを全部殺したエリヤを殺そう」と言ったとき、逃げて祈祷したことがあります。
エリヤは祈祷したのです。「神様、神様! 私だけが残りました。私の霊魂を受け取ってください」とエリヤは祈祷したのです。このとき、天が語るには、まだバアルに属していない7000余名の群れが残っているということを通告するのです。10支派のほとんどを失い、7000名だけ残りました。彼らを中心として南朝と北朝の統一聖業、すなわち、神様の国建国を成就しようと通告したのです。この歴史が死なずに生きています。
それが実体として現れるべきなのがイエス時代でした。洗礼ヨハネを中心として、7000名がイエス様と一つとなっていたなら、イエス様は十字架で死にませんでした。このような恨みの歴史をどのように解いていくかが分からない人々は、絶対従順になりながら、順応すべきはずなのに、自分勝手に生きて、亡国の種になるとも知らずにいたのが、そのままそっくり亡国の種になってしまったのです。何の話か分かりますか? それゆえ、先生はダンベリーに入って7000名の米国牧師を糾合する役事をしました。それを監獄から始めたのです。700名を韓国に連れていって、韓国と一つになる役事をしたのです。
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