生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
「出発時の決意がすべてを決定する」
御旨と世界17
君達はいくら苦労して活動してその環境から追われでも、白分自体を神の前に永遠に残さなければならない。イエス様は外的に、十字架路程に消えていったのだけれども、内的に神の心情に焼き付いた基準は、神御自身報いざるを得ない。イエス様がそれを願わないと言っても、神の心情を抜き去ることはできない。イエス様は4000年の歴史上、最初の子供である。ここには300人近くいるだろう。この人たちがこういう決心だけするならば、日本43県の問題は吹っ飛んでしまう。勝利というものは過程において決まるものではなく、出発の時の内的基準によって決定された結果、表れてくるのが勝利である。これが分からなければならない。その勝利が、生死の境を何百回も見て成し得たものだという場合には、それを奪い返すためにはそれ以上の決意が必要である。神は永遠なる勝利、サタンも追いつけない勝利を願っている。
賢い者はひとたび歩み始めた道を全うする。中途で終わる者にはいかなる勝利もなく、勝利は耐え忍んで最後まで全行程を走り抜く者の上にのみある。
日本の現状にあって、まあ先頭に立って、厳しいつらい中を自分ながら苦労してきたけれど、これでいいだろうか、効果があるだろうか、と思うかもしれない。しかし先生にはちゃんと計算の世界がある。だから統一教会が教えているすべてのものが、歴史を動かし歴史に残っている。考えもしなかった、思ってもみなかったことをあなたたちに教えているんだよ。日本でも、相当統一教会はうわさになっている。若い青年時代をみな費やして、苦労の道を重ねていったいどうしようか。やっと東大に入学して、親兄弟や知人からたたえられていたのに、統一門下に入って、家中がめちゃめちゃの結果になってしまった。そういう人がたくさんいる。しかし、男であるならば世界を舞台にしなければ狭い。いくら苦労しても、日本圏内における苦労は神の理想圏に入り得る苦労ではない。統一教会は何か。神の理想圏に入り得る基準を目的とするから、それを知った我々は、より大いなる価値を中心とせざるを得ないという結論に達する。
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