生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
あの世の所有権を地上で決定
人間の生と霊魂の世界 P.91
神様が創造した目的とは何ですか。地上に生きている神様の息子、娘を残すことが神様の目的です。ですから、「私」が霊界で神様の前に行っても、地上に生きた神様の息子、娘を残す立場になるときは、「私」も神様と同じ立場に立つようになるというのです。それが聖書のみ言にある「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」という意味ではないかというのです。皆さんは何を残そうとしますか。
これまで、皆さんは統一教会に入って何をしましたか。それは深刻な問題でしょう。50を越えるまで何年間統一教会で仕事をしましたか。その時から何人伝道しましたか。1年に何人しましたか。それは深刻な問題です。
今後霊界に行って、そこでの個人所有権は何かというと、天国の民をどれほど連れて入っていったかということです。それが自分の財産、永遠な財産です。これからはそれを問いたださなければなりません。そのような時が来ました。今からは1日に何100万と伝道できる時が来るのです。統一教会にそのようなすごい内容があるのです。世の中を見てください。今死ぬとか生きるとか、人生が何だとか、空しく放浪し落ち着く所がなくて、狂ったように歩き回って途中で自殺する人がどれほど多いでしょうか。
霊界に行けばそうです。愛の懐が大きければ大きいほど、その懐に入っていこうと列をなしているのです。そういう人は、あの世で尊敬を受ける人だというのです。千人万人に囲まれて「ああ! 私はあの人と一緒に生きたい」という声を聞くようになれば、その人はそれだけ領土が大きい金持ちになるのです。愛の心をたくさん植えつけた人があの世の人格基準となり、愛を中心として関係しているその舞台があの世の所有権になるのです。
あの世の金持ちは特別なものではありません。愛のために投入した人が金持ちです。皆さんが福を与えてあげられる群れが、ソウルだけでも1200万も待っているのに、なぜ交流できないのですか。行って、「福を祈ってあげよう」と言って訪ねなければならないのです。
今後、霊界に何をもって行くのかといえば、お金をもって行くのではありません。統一教会の名前をもって行くのでもありません。「地区長をした」と言っても通じないというのです。ですから、今後皆さんがしなければならないことは、神様が愛することができる息子、娘をどれだけたくさんつくって行くかということです。皆さんがサタン世界において神様が愛することのできる多くの息子、娘をつくるようになるとき、その功労は先祖と連結され、また先祖を解放させることのできる道が生まれるのです。これが、復帰路程において自分が受ける最大の贈り物です。
御飯を食べて生き、息子、娘に食べさせて育てたことは、あの世に行って大したことにはなりません。それゆえに天国の民を復帰しなければならないのです。それが天国では自分の所有になるのです。ですから、私たちが早く50億人類を、この世を消化しなければなりません。早く消化すれば、霊界のすべての霊たちも再臨復活していくようになっています。
歳月をただ何となく送るなというのです。青春時代に息子、娘を生んで育ててこそ、後代に誇り得る基盤を残せるのと同じです。また、その子女たちが立派な人になってこそ歴史に誇ることができるのです。歴史の伝統に残り得る実績がなければなりません。それゆえに、どこの誰でもみな国に何かを残すことを願い、世界に何かを残すことを願い、天地に何かを残すことを願うのです。ですから、自己の所有版図をどのように確定するかという問題が終生の目的だ、という観念をはっきりもたなければなりません。それゆえにみ旨の道で、「自分が嫌ならやめる」という考えはもつことができません。
神様がしていることとは何ですか。世の中を救う仕事です。あの世に行ってみれば、霊界に行ったすべての次元の高い人々の仕事は、地上での仕事です。地上とは、どのような所ですか。天国の国民を生産する生産工場です。
一家庭で子女を百名ずつ生んでも、天国は広いので過剰生産ということがありません。あの世はいくらでも受け入れることができる世界です。ですから、産児制限をしなければなりませんか、してはなりませんか。あの世に行けば、天国の民をどれだけつくって率いてくるかということが問題になります。真の天国の息子、娘をたくさん率いてくるとき、それが自らの権益になって天上世界で表彰を受けることができる等級の等差を設定できる資料になるということを知らなければなりません。
御飯を食べることよりもっと重要なことは、天国の民を刈り入れることです。それが本職です。この地上に暮らす私たちの本業なのです。生涯にしなければならないことの中で、それ以上貴いことはないのです。この世で就職し、出世したりお金を集めたものは、すべて流れていくのです。あの世では、お金を集めても何の効果もないのです。あの世では物質が必要ないのです。知識が必要ないのです。学ばなくても心が先に知っているのです。一週間以内に何でも、すべて通じるのです。
皆さんが今後あの世に行き、復帰歴史をされる神様の前に、一人のアダムを取り戻すために今まで苦労した神様の前に行って何と言いますか。創世以後、今までアダム完成者を探してきたのではないですか。そして、皆さんは「原理のみ言」を知りました。これは数千数万の民族を救うことのできる武器です。今まで神様が人間に教えることができなかったため、分からない中で摂理なさる神様の切なさ、それを身代わりして地上で神様以上のことを私たちがするのです。私たちには「原理のみ言」で数百数千のアダムを教化させて連れていくことができる道があるのです。考えてみてください、これ以上にすべきことがどこにありますか。
皆さんは天国に連れていくことができる息子、娘を何人つくりましたか。皆さんがしなければならないことは、それしかないのです。いくら億千万金をもって良い生活をしてみても、すべて流れていくのです。そこには自らのすべての物質と知識と自分の生命まで、堕落した私の生命まで投入してもやらなければならないのです。それを別々に投入しなければならないのです。投入する全体が加重するに従って、その価値は比例していくのです。
天国は無限な世界ですが、そこでは愛の心情で連結され得る橋がなければならないのです。ですから、自分が伝道した人がこの世にたくさん広がっているならば、霊界に行くと、それだけ広く往来できる道が生じるのです。すべてが自分と関係を結んで因縁を結ぼうとするのです。それは地上において思想を武装し連結させたのと同じような体制が、自分を中心として連結されるというのです。
この地上が天国の民の生産地であるというのです。これをどこの誰も知りませんでした。本来の夫婦は、息子、娘を天国民族として生み、完成した人間として育てていくことが、この地上で生きていく生涯路程だというのです。
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