今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

イエス様は恐ろしい思想を持った(9月22日)

Sep.22.2015 今日の訓読のみ言        

イエス様は恐ろしい思想を持った
                                                                                                    
文鮮明先生御言選集55  P.55
 

 だから宗教人は奉仕をしながら、みんなを喜ばせる。そういうのが善の道である。イエス様は恐ろしい思想を持った。ローマの兵士に対して、自分をやりで刺し殺す怨讐に対して、神に祈ったその悠々たる姿には天地すべての存在が涙ぐみながら、内心の深い底から永遠の勝利をたたえる。その瞬間が、その時だったのである。素晴らしいお方である。

 33歳の年の人は手を挙げて! このくらいの年のイエス様、子供も持たないし、結婚したこともない。これはもう逃げ回る男なんだよ。無価値の者だよ。どこの部落を訪問しても、朝御飯を出してくれる者がいない。だから聖書にも、「いちじくの木の実を取って食べようとしたら実がなかった。呪われて枯れてしまえ」という言葉があるように、かわいそうな生活をしたのがイエス様だ。「狐には洞穴があり、鳥には巣があり、自分には何もない」。これはもう悲しい。悲しいどころじゃない。悲惨な男だったんだよ。友もなければ親もあるわけじゃない。何もない。むなしい。林子平の俳句にあるだろう。「死にたくもなければ生きたくもない」。それかといって林子平がいいかというと、とんでもない男だよ。どこか違うんだよ。

 そういうふうにして死んでいった。誰も認めなかった、国も認めなかった、弟子も認めなかった男が、いかにして世界の民主主義国家圏をつくる創始者の主体を成したかというと、神がいたからである。神様がいなかったら絶対なり得ない。

 だから善人は、後世において歴史的にたたえるような道を保ちながら、その思想を継いで、歴史が過ぎれば過ぎるほど世界的万民を抱擁して、世界圏を広げてきた。これが歴史の事実である。四大文化圏の精神の思想が、宗教が現在の文化圏の背後になっている。

 民族とか国家主義を越え、日本人を愛するより世界人を愛せ! だから統一思想はあんたたちに教える。先生はあんたたちに教える。統一教会を愛せということを教える。統一教会よりも世界を愛せ。統一教会の文先生よりも世界を愛せ。それが先生の教えである。


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