生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
怨讐を越えて眞の愛を実践
「世界と南北の統一は、真の愛で」
文鮮明先生御聖誕80周年祝賀:世界と南北の統一前進大会講演文
真の父母が伝授する世界と南北の統一教本より
韓国が日帝のもとにあったとき、韓国、日本、ドイツ、米国など、主要摂理四大国家は、互いが怨讐の間柄でした。その当時の状況では、日本と韓国が怨讐の間柄であり、日本と米国が怨讐の間柄であり、米国とドイツが怨讐の間柄でした。
私は、かって米国と怨讐関係にあった日本人とドイツ人を米国に連れて行き、「米国が神様を無視し、失ってしまったら、滅び、死んでしまうので、米国を生かさなければならない!」と言って、真の愛の道理を実践してきました。「日本やドイツにとって敵対関係であった米国を、自分の祖国以上に愛することができる伝統を立てることなくしては、神様が望まれる新しい世界理念を立てることができない」と強調し、真の愛の伝統を教えたのです。怨讐の間柄である国家を、自分の祖国以上に愛することができる基盤と伝統を成さない限り、地上に天国は顕現できません。このような歴史的な伝統の樹立は、神様の真の愛の中でのみ可能なのです。
私は、米国連邦政府より屈辱を受けながら、罪なく法廷に立ったとき、むしろ、米国の未来を心配し、保守正論紙、ワシントン・タイムズを発行し、放送局を設立するなど、米国のために、あらゆる努力をしたのです。
近来では、共産主義の没落以降、ロシアと中国の未来を心配し、数十種類にも及ぶ各種の教材を出版し、青少年を中心とした倫理教育に多くの支援を行っています。
皆様! 日帝のもとで反日地下運動をした私にとって、日本民族は怨讐でした。民族的にはもちろんのこと、個人的にも怨讐でした。しかし、日本が敗戦した後、私は、日本を愛しました。地下独立運動をしたからと言って引っ張っていき、むごい拷問をした日本の警察官たちは、私の一言で、みな処刑の運命であったのですが、反対に、追われている彼らを安全に送ってあげたのです。
今日、日本の多くの若者たちがなぜ、私に永遠の命を懸けて忠誠を尽くしているのか、お分かりでしょうか? 因果の法則に従って、報いなければならない原則があるためです。それは、国家を超越し、神様の心情的なみ旨に従って、世界に向かって真の愛を植えたからです。国家的な怨讐を愛しながら生きる道に導く、心情的な基盤を植えたので、彼らは、自らも知らずに天命に従っているのです。
私は、日帝のもとで当時の日本に恨みがあったのです。しかし、日本は、既に敗者でした。天は、滅びる者をさらに打つことはしません。自分の罪を自認して、謝罪する者に対しては、哀れみをもって対しなければならないのです。そのような天があるので、敗者にさらに刃物をもって打つようになれば、打った者の後孫が滅びるのです。
米国もやはり、私を敵対視していた国家です。しかし私は、道徳的に塗炭の苦しみに陥った米国を救うために、父母、兄弟を後にして、祖国を顧ることなく、カイン世界を救うために、私に属しているすべてのものを捨てたのです。
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