今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

神様の摂理から見た南北統一 5-1-3 イスラム教圏と共産主義(12月14日)

Dec.14.2022 今日の訓読のみ言
 

神様の摂理から見た南北統一

第五章 共産主義と頭翼思想

第一節 共産主義の出現と今日の世界



三.イスラム教圏と共産主義

 

1 イスラム教圏の立場

 

 バラバとは何ですか。イエス様が死地に出て行くことによって、死ぬべき者が生き返ったのです。そうでしょう? そのようなやからがいました。それが何ですか。この世界においてのアラブ圏イスラム教です。イスラム教はキリスト教によって出てきたのです。これは、「怨讐を愛する」という宗教的本質から外れたと言えるのではないでしょうか。それは、「コーランを受け入れなければ剣で切られろ」というカイン的世界宗教の代表、すなわちバラバ的な宗教です。分かりますか。

 

 ですから民主世界を中心にして見れば内的な精神的指導基準がキリスト教であり、共産世界を見れば、現象として共産世界の内的立場に立っているようなものがイスラム教です。ですからイスラム教とキリスト教は歴史的な怨讐です。そうでしょう? (はい)。そのように分かれるのです。(五〇二二四)

 

 バラバのような国はどのような国かと言えば、イスラム教国家です。片手にはコーランを、片手には剣をもって、信じればそのままにしておき、信じなければ剣で脅します。信仰の本質はそういうものではありません。それは、愛し難いものまでも愛するという信仰の本質とは根本的に違うものであるとは言えないでしょうか。これは、間違いなく共産主義と表裏一体として現れるのです。(六九―一一二)

 

 バラバという人はどのような人かと言えば、イエス様の身代わりとして命を助けられた人です。そうでしょう? 彼はその当時の反動分子として国に民乱を起こさせた大逆罪人だったので、すぐに殺される立場にあったのですが、イエス様のおかげで命拾いをしたのです。そうでしょう? 

 

 バラバの父母がイエス様ならば、バラバはイエス様の身代わりに自分が救われたのだから、命を落とすようなことがあってもイエス様のために忠誠を尽くさなければならないのです。それが、人間の道理なのです。(五七―三三二)

 

 バラバ圏はどこであるかというのです。バラバはイエス様のおかげで死ぬ立場から救われた人です。彼は、イエス様のおかげで救われたのだからイエス様の死を心配し、イエス様の行く道を同情だけでもすべきなのに、逆に非難をした人です。イエス様は死んで復活しましたが、バラバは死なないで解放された人です。そうやって出てきたのが何かといえば、旧約聖書を中心とするコーランを信じているイスラム教圏であるということを、皆さんは知らなければなりません。そのために、イスラム教とキリスト教は怨讐になっています。

 

 イエス様と右側の強盗が一つになったように、左側の強盗とバラバが一つになる時が来るのです。それでは民主世界とは何ですか。右側の強盗であると見るのです。これは、ミスター・文の作り話ではありません。歴史がそのようになっているのです。

 

 これから先の問題は何ですか。イスラム教圏が問題であり、共産世界が問題であるということを、皆さんが分からなければなりません。今、共産党とイスラム教圏が手を取り合って出てきています。これを防止しなければならないのがイエス様を中心とした右側の強盗の立場の民主世界であるにもかかわらず、そうすることのできる民主世界の権限はどこに行ってしまったのかというのです。(五四―一二七)

 

2 イスラム教圏と手を握ろうとする共産主義

 

 共産党は、何としてでも将来アラブ圏と手を握ろうと努力します。これは、先生が前から話してきたことなのです。一九六五年に米国のアイゼンハワー前大統領に会った時、そのことを話したのです。共産世界が滅びる時には、必ずアラブ圏を通して民主世界に再び反旗を翻すと言ったのです。今がそうなのです。(四七―一九三)

 

 私が一九六五年度にアイゼンハワー米国前大統領に会って、将来、民主世界が共産世界に勝つとしても、共産世界がイスラム教圏と手を握って出てくる時が来ると言ったことがあります。皆さんは、今ソ連がインドを中心にしてエジプトやイスラム教圏と手を握り、南方作戦をしてきていることを知らなくてはなりません。米国が後退する位置を占領してきているのです。サタン側、悪なる側はそうやって一つになって民主世界をのみ込もうとしているのに、民主世界はこうしてもいい、ああしてもいいと言っているのです。(五三―一三四)

 

 今、共産世界とアラブ圏が手を握っています。(五五―二七二)

 

 先生が一番心配するのは、将来起こるかもしれないアラブ諸国家と民主主義世界との戦争です。共産主義はアラブ圏と一つになるかもしれません。このたび、ナセル軍部に驚かされたのはソ連です。共産主義であれ、民主主義であれ、滅びるようになればアラブ圏と合同して第二の戦争を起こすかもしれません。

 

 ですから、このような摂理的な責任をもつ統一教会が、これをどうやって打ちつぶすかが問題です。先生は、今までパキスタン一帯からインドと東南アジア、そして共産主義とイスラム教圏に対して相当な関心をもって注視してきました。(一八―二三七)

 

 もし共産党が、民主世界によって後退し滅ぶようになれば、アラブ圏を通して再び攻撃してくるのです。これを何によって防ぐのでしょうか。

 

 このように外的な世界で共産世界とアラブ圏が合わさり、殴りかかってくるので、今日民主世界は慌てふためくのです。中心がないので、どこに行きますか。

 

 風に揺られるすすきのようになりました。ここで一つの錨となり、一つの錨の綱になることができるのは、ただ統一教会のほかにはありません。(五〇―二二六)

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