生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
高い所にいるということはいつも緊張である
原理大修練会終了の日のみ言 1967年6月30日
高い所にいるということはいつも緊張である。いつも緊張なんだよ。木の一番先にぶらんと、くっついていたら、どうするの、これは。もしも風が吹いた場合はどうするんだよ。どうにもならないだろう。(笑い)。一番危険だ。もしも落ちた時に何も残るものがなくなってしまう。しかし、下の方にいたら被害が多くないんだね。平々凡々な形。心をもって、そして場合には上ったり下がったり、責任持った立場としては、みんなに語らなければならない。そういう場合には上がって語ろう。しかし、語り終わった場合には下がって行こう。そうするといつも上がりえる未来の基準は生活圏にいつも準備している。
しかし、上がって最高に上がって、それ以上高いところがないという場合、そこから先は降りなければならない運命にかかっている。それで、不安でたまらない。しかし、本性は下がるのは絶対許しません、願わないといえば、どうするのか。その時、神様はどの位高い位置にいるのでしょうと言うことを考えてみるのだね。
高い高いと考えていたんだけれど、結局は自分の下にいるというんだね。自分の下にいる神様を発見しない者は、高い所にいる神様を絶対発見する事はできない。神様は今地獄を解放するために下の方で努力しているんだよ。そうだろう?
皆は高い宝座におられる神様に向かって祈りかける。そうじゃない。自分の足先、手先において語りかける神様に対して同情を持って、それを助けてやりたい、自分ながら同参したいという心を持って働くならば、その人は高い神様そのものを自然と掴むようになるだろう。そういうものが祭物の精神だね。
これは君たち帰る時に先生の最後のいいつけと思って内心に刻みこんで、寝る時も起きる時も思い出して、特に人々と対する時に、こういう観点において指導すれば君たちは立派な指導者として、彼らに尊敬されるに違いない。
もしも先生の言葉が間違ったら、先生の言葉は真理じゃない。そうなれるかなれないか考えてみな。どうなると思う?(「なれます」)。そうならざるをえない。先生はそうなしてみたんだ。実行してみたんだ。そういうふうにして君たちの使命を全うしてくれる事を願うよ。(「はい」)。
だから祭物は、存在意識を持たない、階級意識を持たない。こういう二つの内容をもって使命を全うしてくれることを願う、君たちに言いつける事によって、閉会式に代えましょうね。(「はい」)。
祈祷
天にまします愛する父よ、つたなき我々をこのように集いながら、いかに御苦労なさったかということを我々は原理を通して学びました。こういうその中間の立場に立っておる我々人間としては、霊的すべての先祖たちの罪を贖い、そして現世においてのすべての地球に取り残されている万民のために救いの道をひらかなけりゃならない 重大な中間位置にあるということを我々は切に思うものでございます。
どうか我々内心的強固たる力を授けたまえ。そうして未来の希望を心に一杯抱き込んで神のために忠誠を尽くさなければ、住めないという確信を持って毎日の闘いにおきまして神にご奉公することができるような、そのような者となさしめて下ださることを切にお願い申し上げます。
今日、捧げたる十四日間の大修練会をこの時間においてこれを最後として神の方に捧げます。どうかこの期間におきまして、いろいろな辛いこと、あるいは肉身におきましても辛いことがあったでありましょう。それにも拘らず、いろいろなその内的心情をその高めようとする原理的内容をその各自におきましても、いろいろなその故障があったということがわかります。これすべてのものは、神を愛せんがためのことでありましたから、これすべてのことを通して神の心情圏に立ち入れることができまするように神直接祝福して下ださらんことを切にお願い申し上げます。
地方におられる我々兄弟たちはここに送られたるその指導者たちをみんな指折り待っているということを我々はわかっております。帰るその道におきまして、彼等に会う時のその第一の印象として我々は闘わなければならないという指導者のその顔つきを通して、意識することができますように。内的決心を通して、彼等の心情的、その歓呼をなさしめて天にご奉公なさしめるような、全体的、効果をあげることができまするような、その、この期間となることができまするように各自の心霊を神直接司って勝利の圏まで導いて下さらんことを切にお願い申し上げます。
全国に散らばっている兄弟たちが今、本部をこの場所を慕いつつ祈っておるすべてのその心霊を、贖い、贖い給いまして、神よりの天的その祝福をなさいまして、そうして最後の勝利圏までその闘いぬいて、そうして残る者として天地の前に神ご自身ながら讃えることができまするように。そうして、万人、万人を、万人を万人として彼をすべてのことを模範となさしめて、その後継ぎを立てていくようなその命令をなすことができますように、その天的中心を立たしえることを切にお願い申しあげます。
そうして最後の誓いにおきまして、天国建設の最高の勝利者として天地共に記憶し、天地共にその心の中へ潜入することができまするような、天に対しては中心となり、地に対しては親孝行となり、そのような者となさしめて下ださることを切にお願い申しあげます。
そうして、一億日本の国民を神の前に引きつれて神の御前に捧げ、そうして神から喜ばれるその者となることができまするように、直接、導いて下さることを切にお願い申しあげます。
最後まで、勝利の戦いに残る者として、神に永遠に侍ることができまするように祝福して下さることを切にお願い申し上げます。
韓国の食口たちがここに対して祈っていることを心から感謝します。どうか、それらの祈りを相対一致して、この日本の勝利圏をなすように天的のその助けが伴うことができまするように祝福して下さらんことを切に思いつつ、これらの祈りを、真の父母の御名を通してあなたに捧げます。(アーメン)。
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