生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。
御国の民の生活 御国とその義の本質を現す生活
御国とその義を捜し立てよう
文鮮明先生み言選集 1957年10月13日
それでは地上の誰もが異口同音に、今日を終わりの日と言っているこの時、即ち、歴史的な終結、科学的な終結、倫理と宗教の終結を予告するこのような世界的な終末時代に面している皆さんは、どのようにしなければならないのか。イエス様が叫んだ御言、即ちまず御国とその義を求めようとされた御言のように、自身のすべてのことを考えず、ただこの地上に神の国と、神の義を立てるために、不変の忠誠を尽くす人間にならねばなりません。そうして皆さんは、自身を満宇宙のまえに誇り、神の代身者の使命を完遂する人間にならねばなりません。
即ち、御国の本質的な理念の内容を、皆さん自身の生活に適用し、これが皆さんの人生に実証的な価値を形成して、永遠の未来を約束する希望の一日を成してゆかなければならないのです。ところがもしもこんな皆さんにならなかったら、皆さんは神がアダムとエバの堕落以後4000年の間苦労した後、イエス様を送られて役事したみ旨と、イエス様以後今日まで、イエス様と聖霊を合わせた三位神が役事したそのみ旨とは、何の関係もなくなってしまうのです。
このような観点から皆さんは今、何を捜し求めなければならないのか。皆さんは御国とその義を立てられない、即ち天宙的な理念を立てられない不義の条件等を、捜さなければなりません。こうして皆さんが一身の生活において闘って勝利し、神の息子・娘であるイエス様の代身存在にならなければならないのです。
即ち、皆さん自身が御国にかなう人間、御国の義の民になろうとするなら、食べること着ることで争う、そんな下らない人間になっては駄目です。食べる問題、着る問題を越えて生きる人間にならねばならず、むしろそのようなものが自分に少しでもあれば、これをボロをまとい飢えている人間に、分けてあげなければなりません。
皆さん! 神の心情がどのようであるか、知ってますか? 一片のパンがあれば、そのパンを独りで食べるのではなく、何人かに分けてあげたいのが神の心情なのです。イエス様はそんな心情を代身したのですが、イエス・キリストのまえに現れた人々は、そうではありませんでした。
それでは、今日家庭に不和が生じる原因、争いが起こる原因がどこにあるのでしょう?その家庭が、自分だけの為に存在すると考えるからです。食べる物があれば、これを自分だけが食べるためにあると考えるので、争いが起こり不和が生じるのです。正にこれが罪の矢であり、サタンであることを、皆さんは肝に銘じなければなりません。
ですから今日皆さんは、食べる問題を解決し、着る問題を解決しなければなりません。自分だけの為という心、即ち家庭不和の条件を打破し、正にこのような歴史的な矛盾を踏み越えて上がらなければなりません。このように皆さんは衣食住のすべての問題を越え、神のまえに真の勝利者の姿として現れるべき立場にあることを、忘れてはなりません。
それでは、当時まず御国の義を求めよと叫んだイエス様はどんな立場におられたのか。一つの物を置いて、それに対する神の心と人間の心が互いに異なっていたら、切なく悲しいことです。それでイエス様は、神の心とご自身の心が一つになる状態で、人間の心がご自身の心と一つになることを願ったのでした。ところが、人々はこのお方を不信して反対することによって、彼らと一つになることができなかったので、口にも言えない悲しく寂しい立場におられたということを、皆さんは知らねばなりません。
もし皆さんに食べる物があれば、皆さんはどんな思いで食べなければならないか。神の本質と御国の本質を慕い、与えたい愛の心を持って、食べなければなりません。他の為に犠牲になり奉仕するという心を持って、食べなければなりません。こんな心を抱いて生きる人間になれば、いっぺんに沢山の宝物を持ったとしても、皆さんはこれを自分の意のままに処理できないのです。
それゆえ、皆さんは与えようとされる天父の心が、小さなパン一片を通しても現れるということを感じて食べる人間になり、またこの地上に成すべき神のみ旨と、難しい環境におかれている多くの哀れな人々を案じて、食べる人間にならねばなりません。こんな人間になれば、彼には物質的な困苦がなくなるのです。
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