今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

心と体の統一方案(2月13日)

Feb.13.2019 今日の訓読のみ言

心と体の統一方案

「宇宙主管を願う前に自己主管完成せよ」

1997325日 初版 発行

 

 統一は皆さんの体と心から始まり、男女が一つになり、神様が願われる理想家庭が成されるのです。統一したところに平和と幸福と自由があるのです。体と心が戦うところに何の自由があるでしょうか? まず自由の基盤を築いたそこに、理想の希望の世界がありうるのです。問題は、自分の体と心をどのようにして一つにするかということです。一つになった上に理想世界、自由、幸福、平和、夢、希望が可能です。(1972716

 

一、    相反した二つの目的を持った人間

 

 我々個人は、相反する二つの目的の方向を持った人間になりました。これはだれも否定できないでしょう。心は善のところに行くのを願うのに、体はその反対に行けというのです。「私」という人は、間違いなく心と体が合わさってできた私なのに、この二つが戦っているのです。

 

 そのような個人、すなわちそのような男とそのような女が合わされば家庭になります。ところで、内の人と外の人があるために、夫婦が会うと、四人の形が生じ、別個の異なる行動をするようになるのです。もし、一家庭に八人の家族がいると、その八人家族は、相反したエバ家族のような方向を持った家庭になるということです。また、一つの家庭を中心として見るとき、家庭と家庭同士相反した立場に立つようになるのです。このようにして、一つの氏族なら氏族、宗族なら宗族、民族なら民族、国家なら国家、世界が分かれるのです。ところがありがたいことは、数百筋、数千筋に分かれないで、大きく二つに分かれたのです。これが不思議なことです。

 

 それゆえ、善悪の本質を見るとき、それは根本的に異なるということが分かります。善は全体の利益を追求するのです。悪は全体も何もないと言い、自分個人だけのためにするのです。悪なる人には家庭も、親族も、国も、世界もないのです。その反面、善なる人は、自分よりも家庭、家庭よりも町内、町内よりも国、国よりも世界のためになろうとします。

 

 今まで歴史は、自分のためにする面と、人のための公的な面を中心として、戦いでつづられてきたのです。神様がこの世を見るときは、この体を中心とした悪の根拠を破綻させ、根を抜いてしまうことが絶対的な要求なのです。その反対に、良心だ何だというものを無慈悲に破綻させようとするのが、サタンを中心とした悪の要求なのです。

 

 それゆえ、そのように戦いながら歴史をつづってきました。良心を主にした神様の側と、体を主にした、神様はいないと言いながら、ただ食べてみようという物質を主とした悪の側が、対立して戦うことから見て、この世の人類は、このように唯物主義と唯心主義に分かれざるをえないという結論を下すことができるのです。もし神様がいなかったら、このような結果の世界は到来しえないのです。悪は、嫉妬、分裂、闘争を強調して、自滅を招来させるのです。

 

 このように見るとき、理想だ統一だということが、どこから生じるのか? 結局は、世界よりも根本に帰っては「私」ということです。根本に帰っては我々ということです。個人なのです。(53―11

 

 我々個人について見ると、二つの目的を持って生きているということを我々は知るようになります。心が願う目的がある反面、体が願う目的があります。体と心が歩調を合わせていくのではなく、いつも互いに戦うのです。前後、あるいは左右にめちゃくちゃになりながら、互いに戦うのです。このように一生の間戦っているのです。これは、我々自身はもちろんであり、過去に生まれては死んだ数多くの先祖たちもそうです。これから我々の後孫たちも同様なのです。すなわち、心と体が戦っているということです。心は善を行えと体に追求しています。可哀想な人がいれば、助けてあげようとし、自分が貧しくても貧しく暮らす人のために犠牲になり、助けてあげなければならないと強調しています。しかし、体はそれと反対の方向を取っていこうとしているのが我々は分かります。

 

 そのような立場で、我々個人が絶対的にすべきことが何かというと、体と心が戦う自分自体内において、心を中心として体を完全に征服し、体の勝利の基盤を築いてからでなければならないのです。そうする前には、善を主とした一日の生活と一年の生活、あるいは、一〇年の生活と一生を残すことはできないのです。善だけを主にすることができる「私」として、変わらない私にならなければなりません。そのような一人の「私」になることが、何よりも重要です。(41―59

 

 体と心が完全に行き違って、体はこちらに行こうといい、心はあちらに行こうというのに、統一できますか? 皆さんの体と心は、毎日のように戦います。友達にして仲良く暮らしますか?(戦います)。戦え、戦え! では、皆さんはどちら側に立っているか? 二つの側にともに立っています。体が好む側に行こうという一つの徒党と、心の好む側に行こうという一つの徒党があるので、皆さんには二つの徒党があります。(59―77

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