今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

真の子女になりましょう (2)(3月9日)

Mar.9.2018今日の訓読のみ言

真の子女になりましょう(2)

1969420日 聖日説教 松濤本部にて

 神が我々の真の親だとするならば神のふところに抱かれている子供のように、神が見ることができるような者になっているかどうかが問題である。だから聖書は教えている。「幼な子のようにならなければ天国に入ることはできない」。なぜ、そういうことを神は教えなければならないのかといえば、神はその本心において真なる子女を求めなければならないのである。神の内心においてそれを永遠に忘れることができない、愛さないではおられない。しかし、抱いて離すことができない幼な子のような子女を、神が永遠の愛を語りながら()きあったことがあるか。それはなかったそのような目的を願いつつ、日々を通過しながら、望みを抱きながら、エデンの園のアダムとエバを支えてきた神にとって、真なる目的達成の喜びと共にその子女を愛することができなかった。これを思う時に、復帰路程を通過して真なる子女となり得たいという立場に立っている我々は、エデンの園におけるアダム・エバよりももっと大なる目的完成を抱いて、神の愛の前に立つことを保障し得る子女とならなければならない。アダムより、エバより、もっと大なる使命を果たさなければ真の子女になり得ない。堕落した人間にとって、いかにしてその目的完成を体験するかということが問題である。

 イエス様の立場は創造直前のアダムの立場ではない。その目的完成を体験するかということが問題である。

 イエス様の立場によって自分の生活を統制し、自分の行くべき道を決めていくことを神に誓い、歴史に誓い、その時代に誓って立ったイエス様であった。だから、アダム・エバより以上の立場に立っていかなければならないことはもちろんである。そういうアダムより以上の目的完成に近よった子女としての心情を体験するには、神と共に過ごし、神と共にすべてをなさなければならない。
神が今まで六千年間語ってきた内的心情基準において一致し得る自分を発見しなければならない。本来の神の創造の心情より始まって、創造し得たアダムとエバの長成期まで成長し得たその内的心情、そして堕落とそれ以後数千年の歴史過程を通過しながら神が受けてこられた
悲しい復帰の心情を体験しなければならない。そして、体験し得たすべての心情圏を、自分一人神の前に立って、神を慰めなければならない。

 神を今まで数千年間、苦しみの立場に立たせたのは、人間の堕落の結果であるから、喜びの立場でこれを復帰することはできない。悲しみの立場で、善と悪の歴史の中で生死の戦いを通しながら、天の目的を果たすために我々の先祖が払ってきた数多くの犠牲を、みなおぎなわなければならない。そういうようにして、つらい神の内心を慰めなければならない。だから、イエス様は一人であっても、その一人の歴史的復活体であるというんだね。アダムよりも、ノアよりもアブラハムよりヤコブよりモーセより、誰より以上の価値をもって神を慰め得る、神の目的をなし得た勝利の実体である。そういう実体をもって、

神の内心に抱いている悲しみを清算しなければならない

 そうするには、また、神の目的観以上の目的観を抱かなければならない。神が十の目的を果たそうと思う時には、百以上の目的をなさなければならない。神が現世において願っている使命の限界が百とすれば、イエス様においては、千万というような責任の限界を果たし得るような、神様の希望の(まと)である息子としての実体となり得なければ、新しい内心の情熱を神の心情内に湧き起こすことはできない。それができなければ堕落圏内の心情にとどまる。それ以上価値あるものを、イエス様はいかにして立ち返すことができるか、これが何より、イエス様にとって難しい問題であったということを我々は知らなかった。イエス様の真なる親孝行は、アダムとエバが祝福された平和の園でなし得るような孝でなくして、その反対の立場において、神の内心を慰め、神を心情的に解放させ得たというような勝利的な基盤に立たなければならない。人間としてこれ以上誰も行かれないような苦しみの頂点に立っても、なお目的をなし得るような、神自体がその境地を同情せざるを得ないような立場でなければ、本心の心情圏に立つことはできない。それがイエス様であることを我々ははっきり知らなければならない。


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