今日の訓読のみ言友の会

生涯、真の父母様に侍り、天の摂理とみ旨のために歩まれた神山威先生が、2016年12月12日に聖和されました。「毎日わずかな時間でもいいので、み言を訓読してください」という先生の遺志を受け継ぎ、これまで通りみ言を配信してまいります。

神と会う所 (11月9日)

 Ⅰ『神と会う所』

   一九六五年二月十日午前一時四十分~三時四十分 仙台教会

 今晩どういう話をしたらよいか、そういうことを考えてみました。それで、あなたたちに話したいことは、『神と会う所』、『真の父母と会う所』、あるいは『我々の願うふるさと』、或いは『天国という理想と会う所』、そういう問題になるでしょう。『神と会う所』、そういう所は如何なる所であるか、そういう題目でもって一時間くらい話しましょう。
 

真理と実体と心情の喪失
  人間は堕落した。堕落したためにどういう結果を来たしたかというと、我々は天の父を失ってしまった。天の父を失うと同時に、我々は「真の父母」を失ってしまったという結果になりましたそれと共に、父母がいなくなったから真の家庭もなく、真の氏族、或いは民族、国家、世界がなくなってしまった。堕落の結果によって、こういう結果になりました。もし我々先祖たちが堕落しなくて神の言う言葉を守り、その御心にかなう立場に立っておったならば、我々人間としては神の願う実体となって、神の御理想を地上に得ると共に、その理想郷を動かし得る神の心情を我々は当然神から授からなければならない、我々は得なければならないという立場に立つべきであった。
  

 堕落の結果において、天の父を失ったために、あらゆるその要件を失なったんだけれども、それよりも重大な問題は、神に立ち得るその実体が、永遠の理想に立って幸福な生活をし得る心情的持ち主となるべき者が切れてしまった我々個人においてはそういう結果になりました。それは何故そうなったかというと、神と人間ばかりでそうなったかというと、そうではない。そこにある中間的存在が現われてきたためにそうなった。それが何かというと、サタンと言ったんですね。三角関係においてその結果を生み出したということを思う時に、この堕落した人間はいずれ堕落しなかったその世界を取り戻さなければならない。もとの所に帰らなければならない人間になっておる
  

 帰るにはただ漠然として帰るんじゃない。そこにはある絶対的条件を立ててそうせざるを得ない、ある基準を通して復帰されなければならないという問題になっておる。我々の先祖たちが神の言葉を守らなかった、信じなかった、

いわゆる神の御言と一体化させなかったその基準が問題になったため、復帰するには神の御言を信じる、それが絶対条件となっておる

 

言葉と一体化した実体を造るということは、信仰生活の目的である。

を信ずる、真理を通じて、信仰を通じて、ある期間を通して生活する最高の、最後の目的は何かというと、み言葉と一体化した実体を造る。神が絶対的に信じ得る、その御言をなし得た身代わりのものとして、この宇宙間にいずれのものの前にも立たせられるという実体を造らなければならない。

 

今まで我々は、その信仰生活において、その実体を造って、何をまた願うか。聖なる実体に聖なる神の心情を一体化せしめようとするのが、この摂理の最高の目的である。それが摂理に従って、真理の道をたどっていく最高の目的基準となっておる。だから、アダムが神の言葉と実体と心情をなくした結果、天と地が、神と我々が、真の親と子女が、理想の家族、理想郷のふるさとと我々が、それらが皆別れてしまうようになったというんですね。これを取り次ぐ重要な問題は、真理の問題であり、実体の問題であり、それは心情の問題になっておる、そういうふうになるわけですね。
        

 神と会うための三条件
  神と如何なる所で会うべきや。神と会う所は如何なる所かということを思うときに、神と会おうとする者には真理がなければならない。神が願うところの目的に間違いなく導きうる真理がなければならない。

 

真理だけあったんではいけない、真理に立ち得る、真理と一体化した実体がなければならない。基台がなければならない。だから御言を通して完成したその人を神は要求する。神と本当に会う所には神が願うところの心情がなければならない。だから真理と実体と心情の問題、この三つの条件に従って神と我々は会うことができるでしょう。

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