11月8日今日の訓読のみ言
霊界という世界は
真の愛 P.196
霊界はどのようなところでしょうか。すべてが愛で充満した、愛で詰まった調和の世界です。今日の人間は誰でも愛の関係を結ぼうとします。これは霊界の拍子に合わせるためです。愛の力で動かない存在はないし、愛の力の対象にならない存在もないので、愛の言葉で聞いてこたえないものもありません。愛はすべてのことを可能にすることができ、起こすこともできます。再現させることのできる能力があります。したがって霊界は、直感的な愛の心をもってすべてのことを可能にすることのできる自由自在の世界だというのです。
霊界に行ってみると父母、夫婦、兄弟姉妹、子女という、家庭生活で深い愛の経験をした人は多くの自由を得ることができ、その人はどこへでも、何の
制限もなくどの方向にも行くことができます。
霊界の空気は愛です。愛が生命要素になっています。その世界は鼻で息をするだけでなく頭のてっぺんでも息をし、細胞全体が息をします。ですから完全な霊界生活をしようとするならば、地上生活で完全な愛の人格を具備しなければならないのです。
霊界という世界は無限に膨大な世界ですが、何百万里の距離も瞬時に愛を中心として行ったり来たりできる世界です。愛は最大の速さをもっています。
もしアダムとエバが完成して霊界に行くとアダムとエバは神様の体になり、神様はアダムとエバの心になります。ですから霊界に行っても神様は見えません。完成した人を実体世界の体と心のような一つの結果として成して置こうというのが、神様がアダムとエバを創造した目的です。
霊界における愛の宮殿は真の父母から始まります。霊界に宮殿があるとしても、真の父母が行って、「ここを宮殿にする」と宣布して初めて、そこを中心として全霊界が位置を決めるのです。
霊界は愛の成分によって覆(おお)われているところです。地球は空気で覆われていますが、霊界は愛で囲まれているところです。人間は地上で空気を吸いガスを吐き出しますが、霊界は愛を吸って生きているところです。霊界で授受する愛は、真の愛だというのです。
霊界は愛を呼吸して愛を中心として生きる世界です。地上生活において完全な愛の人格を具備しなければなりません。それで完全な真の愛の人格を成すことができなければ、行ったり来たりする道が制限され、四方に通じることができません。