私が、日本統一教会の徳野会長及び幹部に対し、「公開質問状」を提示してから一ヶ月が経ちました。しかし、それに対し、徳野会長や責任ある幹部からは何の回答もありませんでした。
ところが、徳野会長ではなく、元会長だったという方々、及び有志という方々から「神山威氏に対する声明文」が、教会のホームページに掲載され、また各教会に張り出されたと聞きました。
これは、私の質問状に対する、教会本部からの回答と受け取って良いのでしょうか?徳野会長や幹部の名前がないので若干不確かですが、「歴代会長団」が名を連ねているので、教会本部からの回答として受け止めたいと思います。
その「声明文」は、多くの点で事実を曲解した内容を前提に私を批判しています。それは真実を伝えるというお父様の精神に反し、また多くの人達を誤導しているように見えますので、まず、それに対して反論をしておきます。
1、いわゆる“ボート会議”について
この声明文は、2010年7月に、私がお父様とお会いした時のことを取り上げ、次のように述べています。
「神山威氏は、これ以上のUCI(いわゆる『郭グループ』)に組みする反摂理的行動をやめ、真のお父様が2010年7月16日の『ボート会議』で直接、神山氏に対し語られた『顯進は先生と同じ方向に向いていない。なぜ顯進の方に行くのか。ちゃんと先生につながらないといけない』、『なぜ先生に質問しないで顯進の方に行くのか。こんな船の場を本当はつくりたくなかった。霊界に行っても言われるよ』というみ言をはじめ、其の他数々の警告のみ言を思い起こし、真のお父様が遺されたご意向を受けて、地上で統一運動の陣頭指揮をとられる真のお母様を支える祝福家庭および教会員の一員として、天の父母様および真の父母様の願われる本然の立場に戻るように願う。
2015年1月30日
日本統一教会・歴代会長団及び有志代表一同
小山田秀生、周藤 健、江利川安榮、大塚克己、古田元男、太田洪量、飯野貞夫、中田欣宏、松崎裕史、矢野治佳」
ここにある「其の他数々の警告のみ言」というのは何を言っているのですか?私には思い当りませんので、具体的に説明してください。
「ボート会議」と書かれています。まるでお父様を中心に、大きな会議が行われたかのようです。これは誰がいっているのですか!はっきりさせてください!事情の知らない人々は、これが真実だと誤解するでしょう。しかし、この声明文に名を連ねている古田元男氏は、真実を知っています。彼は、はじめから当事者だったのですから。
その経緯を説明します。
2010年、アメリカ教会でも、「郭先生はサタン、顕進様は堕落したアダム」といったキャンペーン集会がなされていました。梁昌植会長によると、これを聞かれたお父様は激怒されたようです。お父様の「真の愛」の精神、そしてモデル理想家庭であるべき「真の家庭」の一体化を阻む行為ですから、お父様が激怒され、キャンペーンの中止を命じたのも当然のことでしょう。
にもかかわらず、顕進様攻撃のキャンペーンが全米で行われました。
これを憂慮した顕進様は、当時のトルーワールド・グループ社長であった古田氏に、真実を社員に伝えるように言われました。そこでトルーワールド・グループ主催の集会および社長離就任式ツアー が計画され、古田社長とともに、私もこの集会を助ける立場でスピーチをすることになりました。
ニューヨーク・ニュージャージー、ボストン、ワシントンDC、フロリダと集会がもたれましたが、誰かが御父母様に、この集会の意義を誤って伝えたようです。(それが誰だったのか私は知っています。)それで、急きょお父様がニューヨークに来られ、私をボートに呼ばれたのです。
誰が“ボート会議”などと名を付けたのか知りませんが、それは関係者が集まって討議したりする“会議”ではなく、お父様と私だけの「内密」の話でした。その時の写真を添付しますので良く見てください。
この写真が「会議」をしているように見えますか?
私は、当時問題となっていた、 顕進様・国進様のこと、そして ヨイド裁判の件など、私が知る限りの事を、直接お父様に報告をしました。それに対しお父様の考えておられることをいろいろ話してくださり、ご指導も受けました。
また、私も涙ながらに「お父様はどうして間違った情報や、それを報告する人を信じるのですか?」と真剣にお聞きしました。お父様はこう言われました。「先生は疑って人の話を聞くことができない。疑うということは堕落圏でのできごとだ・・・。騙された人、騙した人。神様からみたらどちらが正しいか!正しい立場の人を騙したらかならず審判をうける。蕩減しなければならない・・・」と。
私が「お父様に間違った報告がなされ、お父様から叱られると嫌な思いをしますが」と正直に尋ねますと、お父様は、「その環境を受け止めておけ。いろいろな問題を解決する蕩減条件と思って・・・。時が解決するから・・・。」と言われたのです。
それで私は、顕進様に対する誤解も、「時が解決する」と納得したのです。
*この写真を見てください。大切な話は、耳もとでされましたので、誰にも聞えていませんでした。これが“会議”でしょうか?
その後、海洋摂理の重要性を話され、今後のボート製造に対する指示も受けました。
その後、私はお父様の指示によって、晩年のお父様がもっとも重要視されていた、麗水での海洋修練会の講師になるように言われ、韓国に赴任しました。
この「声明文」もそうですが、本部の指導部は、神山はお父様に叱られている、間違っていると教会の食口達を誤導しているようです。しかし、徳野会長は、「お母様の指示で、『天聖経』から幹部たちを叱責された内容を取り除いた」(トゥディズ・ワールド・ジャパン、天歴元年4月号)と語っています。本部は、人を攻撃するときはそれを使い、幹部に都合の悪いみ言は消去するのですか?